「木の部屋と温かみ」の話
こんにちわ。現役大学生兼新米猟師のエルクです。
「人間は森での狩猟採集で進化したんだから、日常生活に狩猟採集民のライフスタイルを取り入れて行くと科学的にいいっぽいよ」
って記事を書いてってますが、
木材=暖かみがある……みたいなイメージがありますが、実際どーなの?ってな話です。
人間は森で木に囲まれてきたわけですし、
縄文人とかは木とか土とか、森から得られた物だけで家を作ってたので、真似したいところですがどんな効果あるんでしょか?
参考文献(室内空間における木材率とイメージ 増田、仲村)
1.視覚と木材率
被験者に住宅の部屋の画像を見せたときに、どれだけ木材が使われているか(%)を答えてもらう実験をしたそうっす。
そーすると、ほぼみんな正確に部屋の木材率を答えられたみたいです。
人間すげえっすな。
2.木材の感じのよさ
そんなこんなで、色んな木材率の部屋をみてもらって「感じのよさ」で点数つけてもらったところ、部屋の木材率と「感じのよさ」に相関はほとんどなかったとのこと。
「木材使えばおしゃれ!!」とは言えないようで、やっぱりデザインが重要みたいっすな。
3.木材と温かみ
それでもやっぱり「木材=温かい」みたいなイメージ多いので、じっさいに調べてみたそう。
結果としては「部屋の木材率上がると部屋に温かみを感じる」とはいえないみたいですが、「木材率が上がると部屋の温かみの印象の底上げに貢献する」とのこと。
↓参考画像
とりあえず木に囲まれた部屋では「温かみを多少は感じる」ぐらいの感覚で良いとおもいます。
原因としては部屋のインテリアの「差し色的なインテリア」
例えば木に囲まれた部屋でも鮮やかな青色のソファーとかがあると(彩度の高い寒色の家具があると)それほど温かい印象をうけないみたいっすねー。
4.まとめ
てなわけでとりあえず木に囲まれた部屋では多少は温かみを感じるのである程度は精神的に良いみたいっす。
ただ、彩度の高い寒色の家具があると寒い印象を持たれがちなんで、鮮やかな藍色のソファーとかが部屋にある方は、冬の間は木の色に近い(ベージュとかオレンジ)の毛布とかブランケット被せとくといいかも?
ちなみに最近のプリント技術はなかなかすごくて、実際の木材じゃなくて、木目っぽいプリントの施されたインテリアでも十分過ぎるかと思われます。
ではでは➰