エルク研究員の解説してみた。

現役大学生兼新米猟師。「人間は森での狩猟採集で進化したんだから、日常生活に狩猟採集民のライフスタイルを取り入れて行くと科学的にいいっぽいよ」ってブログです。要は狩猟採集民族的ライフハックみたいな感じっす。

たき火でコミュ力が上がるみたい。

こんにちは。現役大学生兼新米猟師のエルクです。

 

今回は狩猟採集民族的ライフハックの回。

 

突然ですが、人間が生存競争に勝ってきた理由の一つにやはり火の利用があります。

 


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我々の先祖や現在残っている狩猟採集民族は仲間と夜な夜なたき火したり、火を使って猛獣を追い払ったりしてきたわけでして、

 

今時日常生活ではたき火はほとんど使いませんが、人間の進化は火と共にあるって感じです。

 

そんなわけでたき火のコミュニケーションや心理効果に関する論文をいろいろ調べてみたので是非ご紹介。

 

参考文献「日のある暮らしの効用研究(松波、羽生)」

 

 

 

 

https://www.conoha.jp/wing

1.今回の研究

今回の研究では互いに初対面な女性30人を対象に、暖炉がある部屋とない部屋であってもらい、

気分、相手の印象などのPOMS評価や、外からの観察よってどのような違いがあるかを調査したものです。

観察対象としてはうなずく回数とか笑う回数、会話数、被験者同士の距離感などなど。

(POMS評価は心理実験でよく用いられる気分やらなんやらに関する割としっかりした評価方法です。詳しくはいずれ……)

ConoHa WING(コノハウィング)

 

 

 

 

2.結果

てなわけで結果ですが、暖炉があることによって

①POMSにおいて気分向上。

②相手の印象が向上、また自分に似ているように感じやすくなる。うなづく回数も増える。

③二人の距離感が近くなったりも。

などの効果が統計的に有意なレベルで分かってみたいす。

 

ストレス緩和はほとんど差がなく、会話数とかはむしろ下がったみたい(火に視線がいくから?)

 

 

 

 

 

3.まとめ

てなわけでまとめると

火があることによって

会話数は少なくても親しみや親近感を感じるし、気分はよくなるし、物理的な距離感がちかくなる。

みたいっす。

 

 

今回は女性のみが対象の実験なので異性間の恋愛とかに効果があるかはわかりませんが、

視線は相手ではなく火に行くのに、関係性が良くなるってのは結構面白い結果に思われます。

 

いきなり暖炉付きの部屋を用意するのは厳しいと思うので、キャンプ行ってたき火したり、キャンドルとかでもいいかもって感じです。

 

 

ではでは➰