エルク研究員の解説してみた。

現役大学生兼新米猟師。「人間は森での狩猟採集で進化したんだから、日常生活に狩猟採集民のライフスタイルを取り入れて行くと科学的にいいっぽいよ」ってブログです。要は狩猟採集民族的ライフハックみたいな感じっす。

日光不足と公園ランチ

こんにちは。現役大学生兼新米猟師のエルクです。

「人間は森での狩猟採集で進化したんだから、日常生活に狩猟採集民のライフスタイルを取り入れて行くと科学的にいいっぽいよ」ってのを今日もやっていきます。

 

 

今日は日光不足についてです。

 

人間は屋外での狩猟採集生活を数千万年やってきたのにここ100年ぐらいで学校やオフィスなどの屋内で座ったままの生活に移行してしまいました。

そんなわけで運動不足はもちろん、「日光不足」という問題を抱えております。

 

今回はこの日光不足についての研究を見つけたんで軽く紹介していきます。

 

 

1.ビタミンDと日光

まずはビタミンDとのかかわりについて。

ビタミンDは食事、サプリ等から得られますが、適度な日光浴によっても得られます。

ビタミンDが不足すると己免疫疾患、心血管疾患、感染症、2 型糖尿病の発症リスクを増大させるとともに、 転倒および骨折リスクも高めるそうです。

逆に摂取によって子供のぜんそく緩和、インフルエンザ等のウイルスへの感染確率が減るといったことも知られています。

日光浴するだけで健康になれるって日光浴すごすぎでは。。。

(参考文献  Vitamin D deficiency in 2010 Health benefits of vitamin D and sunlight a D-bate)

 

 

 

2.セロトニン

科学会でもはや常識ですが、日光を浴びるないと幸福ホルモンと呼ばれるセロトニンが不足します。

セロトニンが不足すると鬱になったり、昼間頭が働かなくなったり。

また、睡眠に重要なメラトニンといホルモンのスムーズな分泌にもセロトニンは重要です。

人口の光では明るさが弱いので日光の方がおすすめなんだとか。

ちなみに冬の間日光が弱くなるアラスカでは自殺者が多くて困っていたそうですが日光浴を州が呼びかけたり、超強力なライトを家庭に配布したところ自殺者数がへったとか。

 

 

 

 

3.時間

そんじゃどれつらい日光浴びればいいの?って話です。

現段階ではいろんな機関がこのような時間を提唱してきました。

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しかし、これも面白い論文を見つけまして、札幌、筑波、那覇の三地点で夏と冬の晴天の日にどれくらい日光浴びればいいのかを日光の強さを考慮して導き出したものです。

https://www.nies.go.jp/whatsnew/2013/20130830/20130830.html

この研究の結果としては夏はどの地点でも5分以下でしたが冬は那覇では7分、筑波では20分程度だったのに対し札幌では75分程度の日光浴が必要だったということ。

さらにこれは晴天の日の結果なので曇りの日はもーちょい必要そうです。

北海道などの方にとってはなかなか難しい数字ですが、まあ本州の人なら30~40分ぐらい浴びていれば何とかなりそうです。。。

(参考文献  体内で必要とするビタミンD生成に要する日照時間の推定 国立環境研究所)
地球環境研究センター

 

 

 

4.おすすめ習慣

個人的におススメなのは通勤、通学時間にすこし浴びて、ランチタイムに公園でお弁当食べる、、といった習慣です。

十分な日光浴だけではなく、公園内の樹木の癒し効果も得られて万々歳。

あとビタミンDは食事からも得られますがキノコや肉、魚に多め。

とくにカレイとか多いみたいなんで日光不足が気になったら公園でカレイとキノコの煮つけ弁当食べれば最強って感じかなあと。


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いかがでしょうか。

日光浴はここ100年で出てきた現代病の一つともいわれています。

個人的経験で恐縮ですが意外と「日光浴びる!」って意識しただけで結構気分変わります(きのせいかな?笑)

縄文人は実はかなり健康だったってのが最近分かってますが、外で暮らして太陽浴びてキノコや魚、野生動物食べてたら確かに健康なんだろうなあ、、、って感じです。

僕らも見習っちゃいましょ➰

ではでは。