エルク研究員の解説してみた。

現役大学生兼新米猟師。「人間は森での狩猟採集で進化したんだから、日常生活に狩猟採集民のライフスタイルを取り入れて行くと科学的にいいっぽいよ」ってブログです。要は狩猟採集民族的ライフハックみたいな感じっす。

「進化とは何か」解説してみた。

こんにちは。大学生兼猟師のエルクです。

今回は「進化とは何か~ドーキンス博士の特別講義」

現代に生きる進化生物学、遺伝学の巨頭、リチャードドーキンス博士の進化生物学入門書。「利己的な遺伝子」、「神は妄想である」などの世界的名著の作者である彼の講義をまとめです。

それでは面白かったところを解説します🙋

 

 

 

 

 

1.  1%の眼

ほんのちょっとした進化の蓄積が大きなものになるというお話。

例‥盲目の個体と1%の完成度の目を持つ個体では生存競争の有利さでは雲泥の差がでる。不完全な目であっても次世代に引き継がれる。

その蓄積(繰り返し)が完成度の高い目を形成する……ってことです。

 

 

2.軍拡競争

ある個体Aが進化するとその天敵Bはそれに対抗するために進化する。

またそれに対抗するためAも進化する……。

進化とは軍拡競争のようなものということ。

(冷戦中、アメリカのミサイルが進化すれば、ソ連のレーダーが進化していた……みたいな)

 

 

3.生物は自己複製ロボット

植物が華麗な花をつけるのも、インコが派手な色の羽を持つのも、全ては生殖によって子孫を作るためにあるんだとか。

それ作ったからって直接生存に有利ではないですしね。

つまり、DNAという言語で書かれた自己複製プログラムを広めるために生物は存在するといえます。。

 

 

いかがでしょうか?

「進化とは? 」「生物とは?」というちょっとした疑問に答える作品。

名実ともに世界トップの生物学者が初学者の方にもわかるように秀逸な例えで説明してくれます。
ドーキンス博士の作品「神は妄想である」や「利己的な遺伝子」などに興味はある……でも難しそう……(実際に少し難しいです笑)と思ってる方にもおすすめです。

是非是非……

 

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