「個性は遺伝子で決まるのか」解説してみた
こんにちは。大学生兼猟師のエルクです。
今回は「個性は遺伝子で決まるのか」
個性は遺伝子、環境のどちらの影響を受けるのか……またこれまでの研究や今後の研究の展望……といったテーマです。
バイオテクノロジー、遺伝子研究が進んだ今のご時世、一度は遺伝子について深く考えるのもいいのかも……
1.人間の個性とは?
私たちがある人の個性について語るとき、外見や行動(色白、せっかち、社交的……など)の特徴について幅広く言及しますよね?
しかし、個性とは本来、その特徴のなかでも内なる性質(IQ、気質等々)に関するものではないか?……ってとこから話のスタートです。
2.環境と遺伝子
次は具体的な実験のお話です。
それぞれ別の家庭に養子に出された一卵性双生児(遺伝子が同じ)を追跡調査した実験では、たとえ別の家庭で育ってもさまざまな形質(IQ、職種、気質等々)では同じような特徴を示したそう。
家庭環境などはこのような個性には影響を示さないのでは……?
3.遺伝子に影響される個性
2012年のデータでは身長やBMIは遺伝的な影響を受けやすい結果がでたそうです。(少なくとも6,7割)
しかし性格(外向性、神経症傾向、誠実性、調和性、開放性)では大体どれも遺伝的影響が半分、環境が半分。
何でもかんでも遺伝とは言いがたいところです。
4,心の病気と個性に関する研究
心の病気(うつ、アル中、異常な攻撃性)は遺伝子の影響を受ける……という研究報告がマスコミなどによく出てくるけど、批判的研究報告もかなり多いんだとか。もう少し様子をみた方がよいみたいです。
5.今出せる結論
遺伝子と個性の研究のフロンティア以上にこれらの関係は複雑みたいです……。
ヒトの遺伝子調査&解析サービスも増えているが、まだ会社によって結果にばらつきが出たりすることもしばしばあるみたいです。。
個性も複雑に影響を受けた産物なのでもう少し様子をみて良さそう……ということですなあ。
いかがでしょうか?
「おばあちゃんにそっくりね……」とか「俺の祖先は戦国武将の……」という会話は昔からよくあるけど、科学的にそこに突っ込んでいく研究分野です笑
ちまたに溢れる怪しい情報にまどわされないためにもこれからの時代、本当におすすめの本です。
今回もありがとうございました!
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