「生物進化とはなにか」解説してみた。
こんにちは。現役大学生猟師のエルクです。
今日は「生物進化とはなにか?~進化が生んだいイビツな僕ら~」
著者の伊勢先生は京大フィールド研で温暖化のシュミレーションや進化心理学の研究をされてる若い先生なんだとか……。
あまり堅苦しくなく、でもリアリスティックな文章がとてもよみやすいです。
それでは面白かったところを解説してみます🙋
1.進化とは盲目の登山。
登ったピーク(山頂)からは現在地より高い山があるかどうか確認できないため(盲目なので確認できない)、ピーク(山頂)から峠に下りてより高みを目指すことはない⛰️
➡️一度進化した方向から違う方向にいくのは難しい……
2.退化とは?
退化とは進化の反対ではない。あくまでも進化としての退化。
必要としない力に費やすエネルギーを他のものへと割くためのもの。
➡️人で例えるなら、「おしゃれ興味なし、服に使うお金を本に使おう」みたいな📖
3.獲得形質(生まれた後に得た特徴)は遺伝しない?
……とダーウィン以降いわれてきたが、妊娠中の母親の状態によって胎児の特定の遺伝子がスイッチオン、オフしたりするため、一概に嘘とは言えないかも……
➡️獲得形質とは「キリンは首を伸ばして高いとこの葉を食べようと首を伸ばしているうちに数世代を経て首が長くなった……」みたいなイメージ。このキリンの例えは嘘ですが、「ある環境で生きる生物がその環境に適応しやすいような子供をうむ」ことはバッタなどでも観察されるため、あながち嘘でもないかも?今度「ネオラマルキズム」の本を解説します🙋
コラムも含めて面白い情報がたくさん。
更に、読ませる文章です。
ちょっと進化とか興味はあるけど……という方でもすらすら読める文章。是非。
⬇️他のおすすめ……
進化とは何か:ドーキンス博士の特別講義 (ハヤカワ文庫NF)
- 作者: リチャード・ドーキンス,吉成真由美
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