エルク研究員の解説してみた。

現役大学生兼新米猟師。「人間は森での狩猟採集で進化したんだから、日常生活に狩猟採集民のライフスタイルを取り入れて行くと科学的にいいっぽいよ」ってブログです。要は狩猟採集民族的ライフハックみたいな感じっす。

廃材置けば健康になる!?

こんにちは。現役大学生兼新米猟師のエルクです。

 

毎度お馴染み「人間は森での狩猟採集で進化してきたみたいだし、狩猟採集的なライフスタイルが良いみたいよ」って記事です。

まあ要するに「科学的にも自然とふれあった方が良いみたいよんっ!!」て感じです。

 

 

何度か「森林浴したり、部屋に観葉植物置いたり植物とのふれあいだけでめちゃくちゃ体にも心にもいいよ!」って話をしてきました。

木と触れあうと免疫力が………… - エルク研究員の解説してみた。

森に行くメリットをざっとまとめてみた。 - エルク研究員の解説してみた。

 

NASAが観葉植物を勧めていたはなし。 - エルク研究員の解説してみた。

デスクの観葉植物の効果とか。 - エルク研究員の解説してみた。

 

自己啓発より森林浴!? - エルク研究員の解説してみた。

 

今回はさらに楽に、植物とのふれあいで健康になりそうな結果が出た論文を見つけたのでご紹介いたしまっせ。

 

参考文献「廃材を利用したウッドチップのフィトンチッド放出に関する研究(荒美・岩崎・斉藤)」

 

 

 

1.前回までのフィトンチッドまとめ

簡単に振り返ると、樹木は傷ついた際の自己防衛としてフィトンチッドという物質を放出します。

これに人間が触れると抗がん作用、ストレス緩和、免疫力向上(NK細胞活性)などの効果が。

田舎の人が風邪をひきにくいなんて言われているのはこの辺の理由かも?ってとこです。

 


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2.今回の研究

今回の研究では本州の公園でよく用いられる5つの樹種(クスノキ、ウバメガシ、ヤマザクラ、コナラ、アカマツ)の廃材からどれだけのフィトンチッドが出ているか、、、といった感じです。

また、通常の折れた状態だけでなく、おがくずの状態での排出量も調べてくれてます。

 

 

 

3.結果

期待の結果ですが、すべての廃材からフィトンチッドの放出が見られたとのこと。

なお、細かく粉砕すればするほど排出量は増えたそうなので、丸太よりおがくずとかのほうがいいみたいっすねー。

 

しかし樹種によって微妙に結果が変わっていまして、クスノキとかは特に細かい方が良いといった感じが顕著ですが、

アカマツは丸太とおがくずでの排出量の差が小さめとのこと。

また、樹種によってフィトンチッドの種類も違うみたいなのでこの辺は今後の研究待ちといったかんじ

 

 

というもののクスノキのフィトンチッド排出量はかなり多めなので、今のところクスノキ廃材を部屋に置くのが一番よさげですなあ。

 

 

 

4.まとめ

てなわけでまとめると

①その辺で木の枝拾ってきて家に置いとくだけでもフィトンチッドの恩恵は受けれそう。

クスノキが特におすすめ。

枝は細かく折った方ががいい。

って感じです。

 

 

まあ、森林浴の方がフィトンチッドと触れられるでしょうし、日光浴の効果も得られるので(日光不足と公園ランチ - エルク研究員の解説してみた。)

なかなか外に出られないときは家に枝でも置いとくといいかも!って感じです。

 

 

また、森林浴行ったときはお土産がてらに枝でも持って帰って折りまくって、家に飾るとさらに効果が高まりそうっすね。

 

 

 

ではでは。