「動物はなぜ動くのか、なぜ食べるのか」解説してみた。
こんにちは。現役大学生兼新米猟師のエルクです。
今日は「植物は動かねえのに何で動物は動くねん!?」っていう疑問の答えを模索する感じです。
今回もなんの知識も必要ないんで是非お付き合いください。短いですよん。
発想の源は毎度お馴染み福岡伸一先生「動的平衡2」。それと「植物は知性を持っている」
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それでは解説していきます。
そもそも人間をはじめてとする動物と植物は何が違うんでしょう??
まー色々ございますが「必須アミノ酸が必要かどうか」ってのが結構重要かと思われます。
人間の体を構成するのはたんぱく質。
このアミノ酸は20種類ありますが、そのうちの11種類を体内で合成可能です。
しかしながら残りの9種類は合成できないので、肉やら魚やら卵やらを食べて必須アミノ酸を取り込まなければなりません。
それが「食事」です。
動物は食べなあかんのです。
植物は光合成によって水やら二酸化炭素やらを光エネルギーで炭水化物に変えます。
自分でたんぱく質も作っちゃえます。
自分でだいたい何でもできるので(窒素固定以外)いちいち何かを取り込む必要ございません。
「食べられない」のではなく、「食べる必要がない」です。
「植物=アミノ酸を取り込む必要がない」で「動物=アミノ酸取り込まなあかん」。
要するに「植物=完全無欠」とすると、「動物=不完全」
余談ですが、植物のことを「独立栄養」、我々動物は「従属栄養」なんて表現もされます。
では不完全な動物はどうするのか?
動いて、必須アミノ酸を含むものをさがすのです。
そして、必須アミノ酸を含む生物を食べるのです。
不完全であるがゆえに我々は動いて探して殺して食べるんです。
前回のお話のように絶えずタンパク質を取り込み、アミノ酸に分解して再合成し、古いタンパク質を絶えず分解して排出します。
いわば我々動物の不完全さや欠落性が動物を動物たらしめているのです。
なんかどっかの社長で「コンプレックスを糧に………云々」言うてる方も良くいますわな。それに近いのかも。
それでは最後に僕の大好きな小説、村上龍の「愛と幻想のファシズム」から引用
「すごい奴ってのはそいつに何か才能みたいなのがぺたっとくっついているんじゃなくて、何かかけてる場合の方が多いんだ。」
今回も最後までありがとうございました。