エルク研究員の解説してみた。

現役大学生兼新米猟師。「人間は森での狩猟採集で進化したんだから、日常生活に狩猟採集民のライフスタイルを取り入れて行くと科学的にいいっぽいよ」ってブログです。要は狩猟採集民族的ライフハックみたいな感じっす。

「日常のウルトラライト化」解説してみた。2.アウトドア経験からの教訓編。

 

 

 

こんにちは、現役大学生兼猟師のエルクです。

 

前回は読書からの教訓、「物の少数精鋭化を行い、集中力を妨げるノイズを減らし、物の維持コストやメンテナンスにかかる時間やお金を好きなことに向ける。」に至ったプロセスを解説しました。

 

「生活のウルトラライト化」解説してみた。読書からの教訓編。 - エルク研究員の解説してみた。

 

今回はアウトドアから得た具体的な「日常のウルトラライト化」について

 

まず、そもそもウルトラライトとは何たるかを

 

ウルトラライトとは登山を中心としたアウトドアにおいて「より速く、より遠く、より楽に」行動を行うために徹底的な荷物の軽量化を目指した考え方です。

ギアの無駄な部分を削るだけでなく、より高品質で軽量な素材を用いること、複数の機能を持つギアを持っていくなども。

 

例えば長期の登山において、

保温のためのダウンをより質が高く、かさばらないものにしたり、

歯ブラシの柄の部分を削って持って行ったり

カップはステンレスより軽いチタンを持って行ったり

 

 

 

小さなg単位でのこだわりを積み重ねることで全体として大幅な軽量化が可能です。

具体的な数値としては一泊二日のテント泊登山では荷物が12キロを超えることも多いですが、ウルトラライト化によって7キロ程度まで軽量化が可能です。

そして軽量化によって温存した体力によってより安全に、より速く、そして何より楽しく山に向かえます。

 

 

僕の経験もこれを痛切に感じたことがあります。

知床半島縦走という昔からずっと挑戦したかった登山に挑戦したときのこと。

当時僕は知床の豊かな自然に取りつかれており、序盤はたまらなく最高の登山でした。

しかし、日本屈指の危険さを誇る知床半島縦走。

後半になるにつれて山を楽しむ余裕がなくなっていきました。

結果的には後半は」「ただ登るだけ」の登山になってしまい、まったく楽しむことができませんでした。

知床から帰り、すぐに出会ったのがウルトラライト化。

ちょうど其の頃からミニマリストを目指しだしていた僕はこの考え方に強烈に惹かれました。

「徹底的に無駄を省き、本当に大事なこと(山を楽しむ)に集中する」

まさにミニマリズムの真髄です。

 

 

 

そしてあらゆるミニマリストの方たちが使っている数少ない道具を調ていくとみなさんやはりかなりのこだわりが。

しかし「一日の中に四季がある」と言われる過酷な環境に耐えうるように作られ、なおかつg単位の削減を目指しているウルトラライトのアウトドア製品はそれよりも軽くて丈夫。

そしてその機能性の高さを感じながらの日常生活。

普通にミニマリズムを実践するより楽しそう。。。

そう思って僕は「日常のウルトラライト化」へと舵を切りました。

まずは作業道具以外で唯一デスクの上においているコーヒーカップをスノーピークのチタンマグに

 

 

 日常の食器をアウトドア用の食器へ

 

 

普通にミニマリズムを実践する中でも大事なのは物を減らすことだけでなく「物の少数精鋭化」

とにかく物を減らすミニマリストの方々も多いですが、大事なのは物を減らし、軽くすることによって管理コスト、時間を減らし、集中力の分散を防ぐこと。そして譲れない、大事な一点に全てを注ぐこと。

使う物については決して妥協せず、常にアップデートを求める。

 

 

日常で機能性が高く、嵩張らず軽いものを使うのはこの条件に一致するはず。

そう思って始めた「日常のウルトラライト化」は、前回述べた「物の少数精鋭化を行い、集中力を妨げるノイズを減らし、物の維持コストやメンテナンスにかかる時間やお金を好きなことに向ける。」の極致にあると感じました。

何よりアウトドアマンとして最高に楽しい。笑

 

g単位のこだわり、1mm単位のこだわりを求めたウルトラライト製品を日常に。

ノイズが減って本当に好きなものに生活の大部分をささげられる生活への近道だと思います。

 

 

次回からはもっと具体的なアプローチを

今回も最後までありがとうございました。

 

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