木材で健康になる!?
こんにちわ。現役大学生兼新米猟師のエルクです。
今回は狩猟採集民族的ライフハック。
ブリティッシュコロンビア大学の研究を元に発行されたカナダの木材研究機関「FPInnovations」が発行したWood and Human Healthに載っていた論文紹介っす。
日本語で言うたら「木材とヒトの健康」って感じでして、
かなり面白いんで是非お付き合いください。
1.実験の背景
前から「森林浴いいよー」とか「キャンプいいよー」とか自然とふれあうといい!ってな論文紹介してきましたが、
「屋内で木材に囲まれてるだけでも効果ありそーじゃね?」
って意見がでてきまして、それを実験しよー!って感じです。
2.実験
てなわけで実験っす。
119名の大学生をいろんな部屋に居てもらって
中~高レベルのストレスをもたらす課題にとりくんでもらったとのこと。
そんでもって心拍数や皮膚電気電導率、反応とかを測定したそうな。
ちなみに皮膚電気電導率、皮膚電気電導反応は自律神経の測定になるみたい。
サンプル数が多いのが良さげですねえ。
3.結果
お楽しみな結果ですが、
内装に木材を多く用いた部屋の方が交感神経が落ち着く。
つまり、内装に木材を使うとストレスが減る。
って感じになりました。
なんとなく木材がよさげなのはわかっていたものの、科学的に証明されたかんじです。
そして具体的な効果として
痛み知覚の低減
回復力
疾病の減少
注意力増大
想像力増大
攻撃性減少
人間関係の向上
などが見込めそうとのことでした。
4.まとめ
とりあえず内装に木材使いまくると健康にもなるし、想像力も高まるし、注意力もあがって人間関係もウェーイ!ってな結果。
とはいものの、コンクリート住まいの方はいちいち引っ越すのもあれなんで、
家具とかデスクとかに木材使うだけでも良さげっすねー。
家具選びの際は木質がいいかも……って感じっす。
ではでは。
罠猟初心者向け「通販で買えるおすすめ罠」
こんにちは。現役大学生兼猟師見習いのエルクです。
ひさびさの更新ですが、今日からまたガンガン上げていきまっせ。
今回の記事は狩猟ネタ。
罠猟を始めたての人とか、これから始める人向けにおススメのくくり罠を紹介します。
(あくまで僕が使った個人的な感想です。)
自分でも何個かホームセンターの材料で自作したりもあったんですがいかんせん不器用なので
10種類ほど通販で買って使ってみたって感じです。
その中でも特によかった3つを紹介したいと思います。。
3位 (有)日本一安い罠の店 地雷
多くの罠猟師さんが使っている日本一安い罠の店さんの中でも最も安い地雷。
1つが3760円でかなりお買い得なうえに比較的丈夫なので繰り返し使えます。
設営もかなり楽で設置個所に2~3センチぐらいの穴を掘るだけ。
大物のイノシシにも十分対応できる強度もありました。
(↓右のやつ)
デメリットとしては扱う側にも少し危険が伴う気がするところ。
作動した際に跳ね上がる金属の棒の部分の勢いがものすごく、誤作動時に近くにいると足の骨が何本か持っていかれそう。
ぎりぎりけがをしなかったものの、危ない目に合われた罠猟師さんを拝見しました。
とはいうものの圧倒的コストパフォーマンス、耐久性、強度、設営の容易さなど悪露もろを考えるとかなりの逸品です。
2位 ターザンボーイ 押しバネ縦式
お次は最もスタンダードな、円筒状の穴を掘って踏み抜いた足をくくる罠。
こちらは類似商品がたくさんあるのですがその中でもこのターザンボーイさんは作りがかなり丁寧。
設営時にバネ部分の押し込みがしやすく、
またアフターサービスがかなり丁寧でとても助かります。
罠と一緒に説柄方法、罠のにおいの消し方から穴の掘り方まで。
アマゾンのレビューによると電話での問い合わせもかなり丁寧みたい。
最初の罠に悩んだらとりあいずこれ!って感じっす
値段も良心的。
1位 RedHat ダブルワイヤー押しバネ縦式
これが個人的に最強です。
トラばさみの原理をくくり罠に組み込んでいる構造。
気に入っているのが設置の簡易さと獲物の足への確実な掛かり。
殆ど土を掘る必要がなく、バネを本体にかければすぐに設置可能。
この設置の簡易さ故に、獣道の変化に応じて設置個所を変えたいときにすぐに変えれます。
また、踏んだ際のスピードがほかの罠より断然早く、確実に足にかかるのがかなり素晴らしい感じ。
トラばさみの原理をくくり罠に組み込んでいる構造がこの速さの要因におもわれます。。。(トラばさみじゃないよ)
いかがでしょうか。
いろいろ試してみましたがこの3つがまずは使いやすいかなあって感じです。
他におすすめの罠などありましたら是非コメント欄にてお待ちしてます。
ではでは。
睡眠の悩みはキャンプで解決!?
こんにちわ。現役大学生兼新米猟師のエルクです。
今回も狩猟採集的な生活のススメです。
アフリカ、東南アジアの狩猟採集民族の観察研究の結果から、
彼らは睡眠の悩みがほとんどない……
ってのがわかってきてまして、
アウトドアライフが睡眠にいいんじゃない?
って言われております。
そんなこんなで今回はキャンプが睡眠にいいかも!って論文の紹介です。
そんではいきまっせー
参考文献
① https://www.jstage.jst.go.jp/article/hatsuhatsu/2009/41/2009_41_36/_article/-char/ja/
②https://www.jstage.jst.go.jp/article/hatsuhatsu/2009/41/2009_41_36/_article/-char/ja/
1.睡眠異変
人間はみんな体内時計を持っています。
これは光を浴びることで24時間周期になるように調節されております。
というのも長い長い狩猟採集生活で
「太陽の光で起きて、日が沈んだら眠くなる」
ってなサイクルが出来上がってるからです。
しかしながら現代人は夜になってもスマホやらパソコンやらで光浴び続けているし、
街灯はラメラメだし、
日当たり次第では朝も部屋が暗い……
ってな感じで体内時計的には完全アウトな生活なんですよね~~。
そこでみんなは不眠になったり、寝付きが悪くなったりしちゃうんです。
2.実験
そこで、「キャンプって朝は太陽の光で起きれるし、夜は強制的に光弱くなるしいいんじゃね?」
ってなりまして、実験が行われました。
被験者には測定器の付いたリストバンドを着けて三泊四日のキャンプをしてもらい、
その前後の生活と比べて体内時計はどーなったか!?ってのを調べたみたいっす。
3.結果
てなわけで楽しみな結果発表ですが、
三泊四日のキャンプで体内時計の調節と睡眠の改善が示唆されました。
原因としては光環境だけではなく、
①リラックスによる自律神経の調節
②適度な運動
なども考えられるとのこと。
4.まとめ
社会がスマホやらパソコンやらを手放せない生活スタイルになった以上、これを完全に断ち切る!
ってのは無理だと思うんで、
月一、二ぐらいで週末使ってキャンプするだけでもかなり効果はありそうっすねー。
キャンプ場ってだいたい森の中だし、
当サイトゴリ押しの森林浴もいくらでもできちゃう感じです。
森に行くメリットをざっとまとめてみた。 - エルク研究員の解説してみた。
後はメンタル改善にも良かったり。
やる気が出ないときにはキャンプがいいみたい - エルク研究員の解説してみた。
実際に僕もキャンプ放浪しながらアウトドア修行してたときは自然と9時に眠くなって五時くらいに起きる感じに誘導されてました。
(ちなみに上の写真はキャンプ放浪中に行った知床羅臼岳の)
睡眠改善効果だけではなく森林浴のメンタル改善が見込めるので是非おすすめです。
ではでは。
2018年の人気記事まとめ
こんにちわ。現役大学生兼新米猟師のエルクです。
一月も半分おわってますが、あけおめです。☺️
本当は年末に書く予定だった、2018年に人気だった記事(アクセスが多かった)を三つほどまとめときます。
是非ご覧ください……。
3位
四の五のいわずにとりあえず森に行こうぜ!ってな感じっす。
しつこいようですが、僕らの祖先は森での狩猟採集で進化してきました。
2位
これも人気。
観葉植物置くといい!ってのはよく聞きますが作業のタイプ別で適正がある……ってのはなかなか新鮮でしたね。
1位
ぶっちぎりでこれが多かったですね~。
僕としても一番よんでて面白い論文でした。
とりあえず公園か森かなんかで楠の枝拾ってきましょ。
2019年もぼちぼち頑張って書いてくんで皆様是非ご覧ください……。
ではでは。
やる気が出ないときにはキャンプがいいみたい
こんにちわ。現役大学生兼新米猟師のエルクです。
毎度おなじみ「人間は森での狩猟採集で進化してきたみたいだし、俺たちももっと自然とふれあったり、狩猟民族的な生活が良いみたいよ」って記事でっせ。
要は狩猟採集民族的ライフハックってやつです。
最近は「もっと自然と触れあおーぜ!」ってなのを特に推奨しておりまして、
今回はキャンプ編。
参考文献「https://www.jstage.jst.go.jp/article/kenkouigaku/17/4/17_KJ00008428533/_article/-char/ja/」
1.実験
百人近い女子大学生を三泊四日のキャンプに連れていき、
不安、うつ、怒り、活気、疲労感、混乱等のいわゆる「マイナスの感情」がどう変化するのかを調べた実験です。
全員女子大生……ってことでサンプルに偏りはあるものの、
日本語論文にしてはサンプル数100人と多めで統計解析もしっかりしている印象。
2.結果
お楽しみな結果ですが、
調査した不安、うつ、怒り、活気、疲労感、混乱などの感情が有意に低下していたそな。
以前、「森林浴ツアーは健康とメンタルにいい!」っていうのを紹介しましたが、
それと似たような結果でした。
今回特に面白かったのが緊張や混乱などの低下への効果が高いってのと、
中でも「活気」に関するポイントがかなり向上してた模様。
個人的見解ですが、日光体内時計による体内時計の調整とか、樹木の多い環境下ゆえのフィトンチッド摂取量増加、1/f揺らぎ音とかその辺が要因かなーて感じっすねー。
3.まとめ
キャンプなんかの野外活動は若者の緊張感、混乱をかなり改善して、
疲労感、怒り……等の感情もちょっと低下する。
そんで特に活気があがる!!
って感じです。
・「最近やる気でねえ……」ってなってる人はとりあえず森とかに行ってみる。
・「活発さ」がほしい人はキャンプを趣味にしてみる。
といった感じですかねー。
個人的見解ですが、
森林浴に関しては月に一度の森林浴ツアーに参加すると一ヶ月間効果が持続したみたいなので、
キャンプ始めるときも頻度はそんな感じでいいかなーって印象です。
ではでは。