エルク研究員の解説してみた。

現役大学生兼新米猟師。「人間は森での狩猟採集で進化したんだから、日常生活に狩猟採集民のライフスタイルを取り入れて行くと科学的にいいっぽいよ」ってブログです。要は狩猟採集民族的ライフハックみたいな感じっす。

「ウイルスって何?」を分かりやすく解説してみた。

こんにちは。現役大学生兼新米猟師のエルクです。

 

 

今日はウイルスって何?

他の生き物と何が違うの?

 

って話です。

そろそろインフルエンザも流行る頃ですし、ウイルス談義お付き合い下さい…………。

そんでは特徴を一つずつ。

(ちなみにウイルスは未知なことも多いので、例外もあるかも……です。悪しからず……)

 

1.細胞を持たない。

僕たち人間も含めて全ての生物は細胞が集まってできています。

細胞とは「中の物質(細胞質)と外界とを隔てる膜(細胞膜)」でできた流動性のある部屋のようなものですがウイルスはこれを持っていません。

ウイルスが持っているのはタンパク質でできた殻とその中身の遺伝物質(紐みたいなの)だけ。

例えると細胞が水風船みたいな感じで、ウイルスは紐だけが入った卵の殻ってかんじです。

 

 

2.自己代謝機能がない。

僕たち人間も含めて全ての生物は糖分なり何なりを分解してエネルギーをそこから作って生きています。

この過程を代謝と呼びます。

ウイルスはこの代謝が出来ないので他の生物に感染して、感染した生物にこの代謝を任せます。

ウイルスが病原たり得るのは自己代謝が出来ないので他の生物に感染するからです。

人任せな奴らですなあ……。

 

 

3.自己複製もできない。

基本的に生物は分裂したり、生殖したりして自分達の力で増えて生きます。

しかし、ウイルスはこれもできません。

代謝と同様に感染した生物から材料とエネルギーを奪って増えていきます。

ちなみに新しく増えるのは元のウイルスのコピーです。

ここでも人任せな奴らですなあ……。

 

 

4.1~3を考えると……🤔

現在の生物の定義とは

「細胞から成り、自己複製機能と自己代謝機能を持つもの。自己と外界を区別し、恒常性を持つもの。」

です。

 

なので細胞をもたず、自己複製、代謝ができないウイルスは生物とみなされないことが多いです。

とは言うものの、やってることは生物みたいなもんなので議論が現在も行われております。

どっちでしょうかね……。

 

 

 

いかがでしょうか?

日常でよく聞くウイルスですが、この通り、生物の常識からしたらビックリ仰天な特徴ばかり。

また、そもそも生物か無生物どっちやねん!?てかんじです。

この辺のところは福岡伸一先生の「生物と無生物のあいだ」に詳しいです。

ぜひおすすめです……。 

 

生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)

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今回もありがとうございました!